500万の壷だから大事にする、1000万の高級車だから大切だという人は、おそらく、500万の壷に匹敵する仕事をやり遂げることもない。おそらくできないだろう。自分がやろうとしていることよりも、壷のほうがすでに存在として大きくなっているからだ。叩き壊すまではしないまでも、何だこんなもん、たかが500万じゃねえか、と鼻で笑えるくらいでないと、その人は“壷の存在”すら超えられないのだ。
壷を叩き壊すとは、つまりは自分の殻を破ることだ。ブレイクスルーだね。
わたしが精神科医として沢山の人たちと接しているうちに気づいたことがあって、それは人間にとって精神のアキレス腱は所謂「こだわり・プライド・被害者意識」の三つに過ぎないというまことにシンプルな事実である
息子へ、
クリスマスにママからiPhoneと手作りの使用契約書をもらったね!
ママは使用契約書をブログにも載せて一躍有名にもなってしまった。
もう数週間この契約書を守ってきた君は偉いよ。友達にも冷やかされたりしなかった?
でもね、そんなに真面目にすべての項目を守らなくてもいいんだよ。あくまでもガイドラインとして考えて欲しい。
その使用契約書についてだけど俺からのアドバイスをこの紙にメモったので君に送るよ。
携帯はママが買ったし、彼女が毎月の支払いをしている。その間は彼女のいいなりだけど、その間にお金を貯めて彼女から「中古値段」でこのiPhoneを彼女から買えば規則は半分以下に減らされるよ。(減らすようロビー活動しとくよ)
iPhoneのパスワードは彼女に教えなきゃいけないけど、gmailやfacebookのパスワードは秘密のままでいいよ。そこで女友達のやり取りをしてね。でもFacebook Messengerを使えばメッセージが見られるからiPhoneを買い戻すまで使わない方がいい。
夜にどうしても彼女か友達に連絡したい場合、俺のiPod Touchを貸してあげる。俺がメッセージ見られないよう使った後は消してね。FacebookのPokeアプリを使えば、送ったメッセージは20秒以下で消える。彼女からエロ写真を送られてもスクリーンキャプチャしないでね。見て脳でしっかりスキャンするんだ。
万が一携帯を破損したり、無くしてしまったら、その半分の費用は俺が出してあげる、でも月々に30ドルずつ返してね。
Google Chromeアプリのシークレットモードタブで開けてネットを見ることをおすすめする。何のためか説明しなくても分かるでしょう。ママは君が男になっていることに少し戸惑いを感じるときでもあるから、この部分は知らん顔でいいよ。
彼女とデートに行く時なるべくiPhoneを持って行かないほうがいい。彼女にもそう言ってあげて。会話がもっと弾むし、彼女も君に集中するよ。「肝心」なときに俺らからの電話にでなくてもいいし。
だいたいの使用契約書の項目は俺も賛成だ。特に弟たちに見本を見せなきゃいけない君の立場を考えてのルールなのだと思う。この危ないネットの世界で弟たちを指導するのが君の役目でもあるからね。
ママからのこの使用契約書は実は契約書ではなく君への挑戦状だと思って欲しい。
13歳っていうのは子供と大人の中間点だと思うんだ。なのでママは君を評価して、大人でも管理が難しいiPhoneを君に差し上げた。自立するまでは我が家のルール、社会人になってからは社会のこのような厳しいルールや時には賛成できないルールに直面するよ。それをどうやって生き抜いて自分の目的を果たすかが君のチャレンジだ。陰ながら応援してるよ。
この文章を読み終わったら、このメモを燃やして捨ててね。
父より
永谷園とかから出てる、「アンパンマンカレー」みたいなレトルトあるでしょう。ああいうの、子どもに与えるのって「良識的な」大人って眉をひそめるじゃない? でもアレ系の子ども向けレトルトカレーって殆どアレルギー対応済なんだよね。家庭内コンタミの恐れも無く食べさせられるの。有難いんだよ。
安い服は耐久性が無いからすぐにダメになる。結局は高く付く。
今現在、服のあらゆる価値の評価基準になるのはユニクロ。あれが最もコストパフォーマンスの良い服。
だから「アレにいくらプラスして自分はその価値が欲しいのか?」を考えれば良い。あらゆる価値の単位をユニクロにするのだ。「この服の値段は3ユニクロだけどクオリティーは2ユニクロだから、コストパフォーマンス的にはイマイチだな」みたく。
人はつねに、学べばわかるより良い方法よりも、慣れてしまったより悪い方法を使うことを好む。
— ルソー